防災と日常をつなぎ、本当に使える製品を。「避難所の衛生ストレス」解決に挑むプロジェクトはいよいよ最終章へ

日頃から当たり前のように行っている、歯磨きや入浴、手洗いなどの衛生行動。

しかし、自然災害に見舞われた被災地の避難所や避難生活では、こうした身の回りの清潔さを保つための行動をなかなか実現することができず、「衛生ストレス」となってしまいます。

こうした問題をデザインと技術の力で解決しようと立ち上がった「避難所の衛生ストレス問題解決」プロジェクト。本プロジェクトでは現在、被災地で実は深刻な「におい」の問題に焦点を当て、パナソニックの「ナノイーX」の技術を用いながら、京都工芸繊維大学 櫛研究室とUCI Lab.が消臭機能のあるプロダクトを共同で開発。試作品が完成し、9月20日には被災経験者に試作品を実際に触ってみた感想やフィードバックをいただく機会を得ることができました。

京都工芸繊維大学の櫛研究室と5名の学生を中心に進められている制作が着実にまた一歩進んだフィールドワーク。今回は、そんな活動を支えているUCI Lab.所長の渡辺隆史と防災士の宮本裕子さんに、フィールドワークを振り返るインタビューを実施。被災経験者から試作品に高評価をいただけたポイントや、プロジェクトの現時点での課題、今後の展望などについて、詳しく話を聴きました。

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vol.1

避難所の<衛生ストレス問題>解決プロジェクトについて

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