このたびの能登半島地震におきまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。

また、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。現地あるいはそれぞれの場所から支援されている皆様におかれましては、
どうぞご自愛の上、被災された方々のお力になっていただきますようお願い申し上げます。

私たちも、これまで得てきた知見を通じて、どのような形で被災時の生活や衛生ストレス対策に貢献できるのか、
改めて模索していきたいと思います。


皆様の安全と健康、被災地が一日も早く日常を取り戻せることを、心よりお祈りいたします。

ココロにも、カラダにも、衛生的な環境をデザインする。

避難所の<衛生ストレス問題>
解決プロジェクト

災害による避難では、生命の維持が当然最優先です。とはいえ、長期化する避難生活では、その場に求められることが、生命維持から身体・精神の健康維持、さらには生きる活力の醸成と時間を追って変化することが報告されています。

本プロジェクトでは、身の回りの衛生について、日常当たり前に出来ていたこと(例えば、歯磨きや洗髪など)が避難所生活においては極めて困難になることや、新型コロナ以降の人と人とのコミュニケーションを妨げる事態などから生まれる<衛生ストレス>に着目し、多様な問題をデザインと技術で解決しようと試みるプロジェクトです。


デザインとパナソニックの技術によるソリューションで、強張った被災者のココロとカラダをときほぐし、被災地の避難所生活を少しでも安らぎあるものにしようと試みる本プロジェクト。<気持ちを整える>ことができる時間や場所を創造し、衛生問題を通じて被災者のキモチに寄り添うことで再び笑顔で未来へ踏み出すための支えになることを目指しています。

デザインと技術の融合による新たなアプローチで
社会問題の解決に挑戦する産学連携活動。

避難所の<衛生ストレス問題>解決プロジェクトでは、本プロジェクトの技術支援をしてくださる
Panasonicの方々との産学連携にて「避難所で役立つ家電」の共同開発を進めています。

宮城県でのフィールドワーク
広島県でのフィールドワーク
広島県でのフィールドワーク
九州でのフィールドワーク
九州でのフィールドワーク
技術レクチャー(パナソニック彦根)
プロトタイプの検証(京都工芸繊維大学)
プロトタイプの検証(パナソニック彦根)


被災経験者の方々の思いや声を形に。
共に創りあげていく共創デザイン

ひとごこちデザインラボでは、フィールドワークによる現地視察や被災経験者、支援者の方々からの貴重なお話のヒアリングを元に、その分析からデザイン開発をおこない、再び当事者のみなさんにデザインをご覧いただきフィードバックを回収。それを元に改善を繰り返すといった共創デザインで開発を進めています。

実際に形になったプロダクト(2022年プロトタイプ)
〜日常生活時にも使え、避難時にも役立つモノ〜

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新鮮な野菜やいつもの食器の
安全性確保

多様な水供給に対応したオゾン水デバイス
内蔵の洗浄水生成機

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オゾン水サーバー

オゾン水サーバー
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洗濯が長期間できない状態での
衣類臭のストレス解消

充填されたナノイーXの空気による
ニオイ除去機

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風の洗濯機

風の洗濯機
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一様でない避難所空間での
空気のクオリティ改善

風を発生する様々なものに装着できる
ナノイーX発生装置

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クリップオン空気浄化機

クリップオン空気清浄機
京都工芸繊維大学 櫛研究室

災害があった現地にてプロトタイプの実演を行い、
被災経験者の方々から忌憚のない感想や改善要望をヒアリング。 

プロトタイプ実演の詳細はこちら

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まずは避難による生命の安全確保が最優先。
でも、それからは…。

ひとまず生命の安全が確保でき、気持ちや生活が徐々に落ち着き始めると、続く避難(所)生活においては発災時とは違った様々な問題が発生することが避難経験者の皆さんの声から明らかになりました。
たとえ電気ガスが復旧していても、集団生活の制約やその他のインフラ復旧の遅れなどが要因で様々な不便が発生し、極めてストレスを感じやすい環境下にさらされます。
しかし、「それどころじゃない雰囲気だし・・」「自分だけが不満を言いづらい」「みんなが我慢しているのだから・・」など我慢を繰り返し不満を蓄積しがちに…。

そのストレスが原因になって心身ともに影響を及ぼすことも決して少なくはありません。

発災後の避難生活の流れとそれぞれの課題

避難の流れイラスト
プロジェクトの対象とするタイミング

緊張を解くことや話を聴いてもらうことは、いままさに避難所生活を強いられている被災者にとっては「取り組む優先順位が落ちる問題」です。おまけに、慌ただしい現場では助け合う目や手が行き届かないことが現実です。しかし、避難生活が続く中で「誰かがその問題を発見し解決を支援すること」が、日常をほんの少しでも取り戻し、現場を暖かく勇気づけるのではないでしょうか。

避難所生活経験者の皆さんの声より

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多様さへのケアが難しい、飽きる

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復旧作業しながら同じ服で我慢

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臭いや雑菌など徐々に不衛生に

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我慢して健康を害することも

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他人の音や臭い等がストレスに

わたしたちが貢献できそうな領域と
支援へのアプローチについて

「貢献できそうな領域」と「支援へのアプローチ」を下記のように定義し、
「平和な日常生活を前提に成り立っている家電とその技術にも支援できることはないか?」
という視点で、デザイン、開発を進めています。

「貢献できそうな領域」と「支援へのアプローチ」

防災の備えは、日常生活とつながっているべきもの

避難生活で必要なものは、日々のくらしのなかにも同じようなニーズがあるはず。避難生活は日常の延長線上にあるもので、日常生活のニーズと避難生活のニーズを結ぶ「普段使いできる防災グッズ」というユースケースをつくることができれば、新たな用途提案やジャンルの商品になりうる。

多様な状況の中での、創意工夫の経験が自信になる

避難所現場の被害状況は地域や災害によって様々で、予測した備えには限界。

一方で、その場の状況に合わせて、自分たちで衛生に関する問題を解決した経験は、その後のメンタル面に良い効果がありそうなこともわかった。

京都工芸繊維大学にてプロジェクト中間報告・記者会見を実施

プロジェクト中間報告・記者会見の詳細はこちら

プロジェクトの活動内容や中間報告・記者会見の様子など

下記のメディアにて紹介されました

2021年8月パナソニック プレスリリース
避難所の衛生ストレス問題に対してデザインと技術の力で解決に挑む産学連携プロジェクトを開始
2022年7月Yahoo! ニュース
​避難所の衛生ストレス解消へ「風の洗濯機」など京都工芸繊維大学の学生が試作品
7月京都工芸繊維大学
デザイン・建築学系 櫛勝彦教授らが「避難所の衛生ストレス解決プロジェクト」の 中間報告会を行いました
8月京都新聞
「​避難所の衛生守れ 我ら考案」
8月電波新聞
避難所の衛生ストレス解消へ「風の洗濯機」など京都工芸繊維大学の学生が試作品
9月パナソニック プレスリリース
避難所の衛生ストレス解決を目指して~京都工芸繊維大学 × UCI Lab. × パナソニック
9月Make New Magagine​
避難生活は日常の延長線上にある。災害時から学ぶ、普通のくらしに活かせる「小さな工夫」
10月パナソニック_ソウゾウノート
産学共同で目指す新しい「避難所」~京工繊大 x UCI Lab. x パナソニック |PASSION vol.8
2024年4月京都工芸繊維大学
デザイン・建築学系 櫛勝彦教授らが「避難所の衛生ストレス解決プロジェクト」メディアセミナーを行いました
プロジェクトの未来

「構想から実装へ」

 2023年 4月〜11月

〜技術と使用現場の往復によるプロトタイプの具体化〜

パナソニックのクリーンテクノロジーを搭載した既存製品を活用しながら、実際の家庭や地域で、また避難所での使用を想定した「使用方法のデザイン」を行います。
ひとごこちデザインラボがハブになり、パナソニックの技術者の皆さんとの効果検証や、フィールドワークでお伺いした皆さんとの使いやすさのつくり込みを、対話的に進めていきます。

 2023年 12月〜

〜指定避難所の備品として実験〜

プロトタイプから実際の効果と使いやすさがデザインされたものを、発災時に避難所になる施設や、防災に取り組むコミュニティで、日常で使用してみていただきます。
もしものとき、あるいはもしもに備える行為において、私たちのデザインしたものが実際に現場で役立ち、衛生ストレスの解消に貢献することまでを目指します。

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